テンペは、煮た大豆をテンペ菌で発酵させたインドネシアの伝統的無塩発酵食品です。
大豆一粒一粒が白い菌糸で固まったケーキ状のもので、「大豆のカマンベールチーズ」と呼ばれています。
テンペの食べ方はいろいろ、焼く、揚げる、炒める、煮る、蒸す、サラダなど、さまざまな料理に使えます。油ととても相性のいい味なので、薄切りにして両面を軽く油で炒め、しょう油で味つけしたものなどは簡単で手軽です。
■(和風)5~10mm程度にスライスしたテンペをから揚げにして大根おろしと酢醤油でいただきます。また、からし醤油でいただいてもおいしく召し上がれます。
■(洋風)フライパンに薄く油をひき、5mm程度にスライスしたテンペを弱火で表面がカリカリになるように焼き、塩、コショウをふっていただきます。
※テンペ菌の発酵の具合により、まれに黒い箇所が見られたり、袋の中に水分が出る場合がありますが品質には問題ございません。
テンペを使ったレシピ
●テンペを食べやすく切って170℃の油で揚げておきます。
●野菜はレタスやベビーリーフ、水菜、セロリ等、他にお好みの野菜を取り合せ、サラダ菜をしいた中に盛り合わせます。
●次に揚げたテンペとドレッシングを和え、レモンをのせます。
●フライパンにオリーブ油又はサラダ油でにんにくのうす切りと唐辛子を弱火でいためます。
●次に1.5cm幅に切ったテンペを炒め、更にカラーピーマン、グリーンアスパラを加えて炒め合わせ、塩こしょうをします。
テンペ | |
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原材料名 | 大豆(分別生産流通管理済み)、米、テンペ菌、醸造酢 |
内容量 | 100g |
保存方法 | 冷所または冷蔵庫に保存 ※開封後は冷蔵庫に保管し、お早めにお召し上がり下さい。 |
栄養成分表 | |
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エネルギー | 202kcal |
たんぱく質 | 15.8g |
脂 質 | 90.g |
炭水化物 | 15.4g |
ナトリウム | 2mg |
食物繊維 | 10.2g |
テンペって?
テンペは、ゆでた大豆をテンペ菌で醗酵させたもので、約400年以上前からのインドネシアの伝統的な大豆醗酵食品です。「納豆」と製法が似ていることから"インドネシア納豆"とも呼ばれています。
※インドネシアにネバネバの納豆はありません。
納豆との違い
納豆同様、茹でた大豆を発酵させて作るのですが、「納豆は納豆菌」「テンペはテンペ菌」です。
原料 | 発酵菌 | 糸引き | 臭い | 味 | |
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テンペ | 大豆 | テンペ菌 | 引かない | 臭わない | 大豆の煮豆の味 |
納豆 | 大豆 | 納豆菌 | 引く | 納豆の臭い | 納豆の味 |
テンペと大豆加工食品の栄養成分比較(100g)
成分/種類 | テンペ | ゆで大豆 | 納豆 | もめん豆腐 |
---|---|---|---|---|
エネルギー | 202kcal |
180kcal |
200kcal |
72kcal |
水分 | 57.8g |
63.5g |
59.5g |
86.8g |
たんぱく質 | 15.8g |
16.0g |
16.5g |
6.6g |
灰分 | 2.0g |
1.8g |
1.9 |
0.8 |
ビタミンE | 1.8mg |
1.6mg |
1.2mg |
0.6mg |
ビタミンB12 | 0.09mg |
0.09mg |
0.56mg |
0.03mg |
ナイアシン | 2.4mg |
0.5mg |
1.1mg |
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テンペ菌って?
テンペ菌はカマンベールチーズや麹に使われている白カビの一種でハイビスカスの葉の裏やバナナの葉についているクモノスカビと呼ばれる糸状菌です。テンペがケーキ状に固まっているのは、この菌が大豆一粒一粒の隙間に入り込んでいるからです。
テンペの特徴
納豆と違い、テンペには強い匂いも粘りもなく、(発酵食品なので勿論全くの無臭と言うわけではないですが納豆ほどの強い匂いはありません) 噛みしめるとしっかりとした豆の味が広がります。
味に強いクセがないのもテンペの特徴です。そのまま食べると「やわらかいカシューナッツ」 などと評する人もいるようですが、 味付けをしていない、ゆでた豆を食べている感じです。クセがないからこそ、いろんな味付けや調味料、料理に応用できます。しかも、テンペは、包丁を入れるとスッと簡単に切れるやわらかさです。
熱を加えると、少し固めの歯ごたえが味わえますが、細かくすりつぶすのも簡単なので、歯の悪い方でも食べられます。